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ブリブン's blog

人生は失敗から学ぶことの方が多い。批判的旅ブログ

日本人英語できない伝説

#海外生活 #英語教育

「なんで日本人は英語できないの?」

英語圏や非英語圏(欧州など)で教育を受けた層からも聞かれるし、非英語圏のリゾートなどで現地で働く人達(店員、ホテルスタッフ、ツアースタッフ)からも聞かれる言葉である。

ほとんどの場合、相手に悪気は無い。ただ単に、「金持ちで有名で、ということはたぶん高い教育も受けているハズの日本人が、どうしてそんなに英語話さないの?」ということを言いたいだけなのだろう。
日本人はリスニングとスピーキングが苦手なだけで(この2つは強く関連し合っている)、読み書きに関しては高い英語能力を持っているのだけど、いかんせんまず話をしないと相手には誤解されたままである。

また、日本人特有の謙遜もあるかもしれない。日本人は「英語できない」と自分で言う人が多い。日本以外の国だと、英検8級すら受からないレベルであっても、カタコトの英語さえ話せれば、自信を持って「英語できる」と言う人の方が多い。
※ものの例えであり、英検に8級が存在するかどうかは寡聞にして知りません

社会構造の違いも要因として大きい。日本以外の非英語圏は、どこも大体階級社会。教育を受けられる層とそうでない層は分かれている。教育を受けられる層の中でも特に富裕層は、子供の頃からインターナショナルスクールかそれに準ずる学校に通うので、ほぼバイリンガルレベルの英語話者になる。ミドルクラスも子供には英語教育をみっちり受けさせる。教育を満足に受けられない層は、独力で英語を身に付ける。これらの国では、ある程度英語ができなければ、金を稼ぐことができない。彼らは文字通り生きる為に英語を使っている。

日本は植民地になったことがなく、社会のインフラストラクチャー、土台に海外(特に西洋)資本の力を借りる必要は無い。植民地から独立した非英語圏の国々では、海外資本が無ければ社会が成り立たない。富裕層が使っているのは全て海外資本の製品ばかり。しかし日本のインフラに海外資本は無くともやっていけるくらいだし(あった方がいいのは当然だが)、世界に通用する日本企業も数多くある。日本で暮らす限り、英語は必要ないのである。いや、正確には、必要「なかった」。

なので非英語圏の労働者階級が、日本人が英語できないことに対して「英語できないのいにどうして金持ちなの?」或いは「金持ちなのにどうして英語できないの?」と疑問を抱く気持ちはわかる。だが、英語圏出身者に対しては、まず非英語圏でも英語が通じて当然という認識を改めろ、と思う時もある。
ただ個人用コンピュータとインターネットの登場を経て、経済の国境が無くなりつつある昨今、世界共通語は英語で決まりだろう。現在は欧州や北欧の非英語圏でも英語教育が活発だし、日本にも必要なことだと思う。※個人的には英語で良かったと思う。フランス語やエスペラント語よりはいいのでは?

日本人がスピーキング&ヒアリングの点で「英語できる」ようになる為には、音の教育が不可欠と思う。日本語の音は世界の言語の中でも最もシンプルすぎる部類に属するのではないだろうか。これが一部外国人に、日本語は簡単と言わしめる原因。敬語を使いこなしてから言えと言いたい。対する英語には、日本語に無い音が倍ぐらいある。これを聞き取れるようにならないと、話せる(発音できる)ようにならない。英語圏の小学校でも、国語(つまり英語)の授業はフォニックスから始まる。日本の英語教育にフォニックスは必須だろう。